南多摩中は、「体験」をオミットしています。
この2年は、「説明」をさせる「作文」を出しています。
「パターン作文」では太刀打ちできない問題です。
それにしても、南多摩中は、作問者によって試験問題の「内容」が大きく変わることがあるかもしれないので、ちょっと注意が必要かもしれません。
南多摩27
〔問題2〕
あなたも実行委員として、会話 に参加しているとします。
まず、あなたは、たまお君とみなみさんのどちらの意見に賛成するか書きなさい。
次に、その意見が〝やさしいきびしさ〟または〝きびしいやさしさ〟のどちらにあてはまるか書きなさい。
さらに、あなたの体験をあげながら賛成する理由を書きなさい。
以上のことを四百字以上五百字以内でまとめなさい。
南多摩28
〔問題2〕
文章1・文章2をふまえ、あなたが「わかったつもり」から、具体的な経験を通して、本当に「わかった」ことを書きなさい。
以上のことを四百字以上五百字以内でまとめなさい。
南多摩29
〔問題3〕
「あなた自身、困こまったとき、「どうしたらいいだろうか」「どんなことをすればいいのかな」と無意識に自分や周りにいる誰かに問いかけているはずです。」と筆者は言っています。
では、私たちの社会や地域の中で、あなたが「どうしたらいいだろうか」と困っていることは何ですか。そして、それを少しでも良くするためにあなたは周りにどのように働きかけますか。次のページの〔手順〕にしたがって、四百字以上五百字以内で説明しなさい。
〔手順〕
1. あなたが「どうしたらいいだろうか」と困っていることを書く。
2. 1.で挙げたことに対して、なぜ困っているのか、理由を説明する。
3. 今の状きょうを少しでも良くするために、周りにどのように働きかけるか。あなたにできることを説明する。
南多摩30
〔問題3〕
自分の主張が受け入れられないとき、あなたはどのような歩み寄りの提案をしますか。
本文の内容をよくふまえ、次の〔手順〕にしたがって、四百字以上五百字以内で説明しなさい。
〔手順〕
1 自分の主張を理由とともに、具体的に書く。なお、何について主張するのかは自分で決める。
2 想定される別の意見を書く。
3 別の意見を言う人の意図をふまえ、歩み寄りの提案をする。
立川国際は、近年も、「体験」をふまえた「作文」を書かせるような出題が続いています。
ある意味で、「保守的」ですね。
立川国際は、いまや「特殊な」出題傾向の中学となっているので注意が必要です。
しかし、この中学も、ある年にいきなり「トリッキーな出題」がありそうで、ちょっと怖いですね。
立川国際27
〔問題3〕
「読書のたのしみとは、ほかでもない、この「どのように」を味わうことにあるのだから。」の「どのように」をわかりやすく説明した上で、自分の読書体験をふまえ、「読書のたのしみ」とはどのようなものか、あなたの考えを三六〇字以上四〇〇字以内で書きなさい。
立川国際28
〔問題3〕
「質問すること」が生み出すことは何だと筆者は言っているか。その筆者の考えをふまえて、「質問すること」に対するあなたの考えを、自身の経験をまじえて四六〇字以上五〇〇字以内で書きなさい。
立川国際29
〔問題3〕
筆者は、私たちが「自然に無理解になってきているようです」と述べていますが、本文を通して筆者は自然を理解するとはどのようなことが分かることだと考えていますか。また、この筆者の考えについてあなたはどう思いますか。あなたの考えを身近な具体例をあげて四百二十字以上四百六十字以内で述べなさい。
立川国際30
〔問題3〕
「本来のやさしさ」とは、どのようにすることだと筆者は述べていますか。また、その考えについてあなたはどう思いますか。あなたが今までに実際に受けたやさしさの経験を交え、あなたの考えを、四百六十字以上五百字以内で書きなさい。
(ivy 松村)