2学期の期末テストが近づいてきました。
しっかりと準備して挑みましょう。
先週、今週と、期末テストの目標やスケジュールなどについて、生徒のみなさんと話をしています。勉強の進捗や抱負なども聞かせてもらっています。
中学部の生徒の各ご家庭に、生徒ひとりひとりの現在の成績の状況や取り組みについて、メールで報告を差し上げています。
(原則として、入退室メールサービスに登録していただいたアドレスにお送りしております。設定によっては、パソコンからの送信がはじかれることがあるようです。万が一、届いていない場合には、ご連絡いただきたいと思います。)
今週は、土日が定期テスト対策日となっています。
定期テスト対策:
・11月12日(土)
・11月13日(日)
重点的な対策を行って、苦手な教科を克服していきましょう。
また、授業のない日も教室を使えるようにしますので、積極的に利用してください。
期末テストに向けて、いっそう気合をいれていきましょう。
ところで、アメリカ合衆国の大統領選挙で、トランプ氏が当選しました。
接戦の末、強烈な個性と稀有な経歴を持つトランプ氏が、第45代アメリカ合衆国大統領に就任することになりました。
中学校の定期テストで、「時事問題」を出す先生が、けっこういます。
また、国私立中学入試では、多くの難関校の入試で「時事問題」が出題されます。
テストや入試で出題されそうな、今年のこれまでの大きな出来事をチェックしてみました。
1月
-
2月
-
3月
・北海道新幹線開通(~新函館北斗)
・民進党が結党
4月
・熊本地震
5月
・伊勢志摩サミット
・オバマ大統領の広島訪問
6月
・イギリスの国民投票で、EU離脱が決定
・18歳選挙権が施行
7月
・参議院選挙
・テリーザ・メイ氏がイギリスの新首相に
・国立西洋美術館が世界文化遺産に認定(「ル・コルビュジエの建築作品」)
・小池百合子氏が新東京都知事に
8月
・リオデジャネイロオリンピック
・8月11日が「山の日」に
9月
・リオデジャネイロパラリンピック
・広島東洋カープがセリーグ優勝
・蓮舫氏が民進党の新代表に
10月
・大隅良典氏がノーベル生理学・医学賞を受賞
11月
・アメリカ合衆国大統領選挙でドナルド・トランプ氏が当選
北海道新幹線が開業しましたが、中受では、新しく開通した新幹線は「鉄板」なので、覚えておく必要があります。
また、中受では、世界遺産、ノーベル賞もチェックしておく必要があります。
マニアックな問題を作る中学の入試では、「ル・コルビュジエ」を書かされるかもしれません。また、「国立西洋美術館」の写真を選ぶ問題なども出されるかもしれません。
「選挙」も押さえておかなければならないトピックです。
今年は参院選、都知事選と、大きな選挙が続きました。さらに、初めての「18歳選挙」が行われました。
選挙制度に関する問題や、「選挙権」も狙われそうです。
特に、「選挙権」は歴史的な変遷も確認しておきましょう。
・直接国税を15円(→10円→3円)以上収める25歳以上の男子(1889年)
・25歳以上のすべての男子(1925年)
・20歳以上のすべての男女(1945年)
・18歳以上のすべての男女(2015年)
アメリカ大統領選との関連も押さえておく必要があるかもしれません。
日本の行政のトップである内閣総理大臣は、国会の指名によって選ばれます。
一方、アメリカの大統領は、国民の選挙によって選ばれます。
注意しておきたいのは、アメリカ大統領選挙は、「間接選挙」であるということです。
有権者は、立候補者に直接投票するわけではありません。州別に選定された「選挙人」に投票します。その「選挙人」が大統領に票を投じることになっています。ですから、多くの「選挙人」を獲得した候補者が当選するという仕組みになっているわけです。ややこしいですね。
日本の選挙は、「普通選挙、平等選挙、直接選挙、秘密選挙」が原則となっていますが、アメリカの大統領選挙は、「直接選挙」が原則ではないわけです。国によって、選挙の制度や理念が違っているわけですね。
また、共和党、民主党という二大政党の名前も覚えておいた方がいいかもしれません。
オリンピックも、中学受験の「鉄板」です。
ただし、「オリンピック」について聞かれることはそれほど多くはないでしょう。
設問の「導入」としてオリンピックに触れて、ブラジル関連の問題が出されるわけです。
ですから、ブラジルについての知識を整理しておいた方がいいでしょう。
気候と地理では、「南半球」、「熱帯気候」、「アマゾン川」など。
さらに、「鉄鉱石」の生産、「ポルトガルの植民地」であったこと、「日系人」が多く住んでいることなどについても確認しておきましょう。
同じように、「伊勢志摩サミット」関連でも、「リアス海岸」、「真珠の養殖」などを押さえておきましょう。また、サミットの参加国や、首脳の名前が聞かれることもあるかもしれません。
中受では、主要国の首脳の名前が問われることがあるので、確認しておく必要があります。
イギリスとアメリカの新しい首脳はチェックしておかなければなりません。
また、もしかすると、韓国でも交代があるかもしれません。
(来年は、フランスの大統領選挙があります。ドイツの首相も交代する可能性があります。主要国首脳の顔ぶれがかなり変わることになるかも知れません。)
「広島」関連も押さえておきたいところです。
プロ野球セリーグで、広島東洋カープが念願の優勝を果たしましたが、それが理由というよりも、バラク・オバマ大統領の広島訪問があったためです。
今年、「広島」が非常に印象的だったことが、入試問題の作問に影響するかもしれません。
広島に原爆が投下された「1945年8月6日」、広島の世界遺産「原爆ドーム」と「厳島神社」は、必須事項です。また、「かきの養殖」、「三角州(デルタ)」等が狙われるかもしれません。
まだ、11月の初旬ですから、年末までに何かがあるかもしれません。
日本とロシアは、12月に首脳会談をする予定です。北方領土問題などで大きな進展があるといいですね。
今年は、スポーツや文化・芸能などでも話題となるニュースが数多くありました。大きな事件もありました。
もしかすると、何年か後に、「歴史の転換点」として振り返ることになる年になるかもしれません。
ちなみに、わしは前回広島が戦った1991年の日本シリーズを見に行っとるけんね。あれからもう、25年経っとるんか・・・ショックじゃのう。
〇時事問題、
×爺(ジジ)問題。
そういえば、1991年も、激動の年でした。
(ivy 松村)