少し前に、都立小石川中等教育学校の今年の塾別合格実績の記事を書きました。
訂正と修正があったので、あらためて記します。
小石川中の塾別合格者人数:
合格者数 | ||||
ena | 51 | |||
早稲田進学会 | 37 | |||
SAPIX | 31 | |||
日能研 | 27 | |||
栄光ゼミナール | 24 | |||
早稲田アカデミー | 16 | |||
四谷大塚 | 15 | |||
大原予備校 | 10 | |||
Z会進学教室 | 6 | |||
学力開発 | 3 | |||
啓明舎 | 3 | |||
市進 | 2 | |||
TOMAS | 2 | |||
竹の会 | 1 | |||
ビクトリア・アカデミー | 1 | |||
啓進塾 | 1 | |||
計 | 230 |
小石川中の今年の一般募集枠は男女80人ずつの計160人です。
今年は特別枠の合格者がいなかったので、160人分の募集枠のすべてが一般募集に当てられました。
160人の合格者のうち、手続きを行った合格者は男子67人、女子65人の計132人です。
したがって、入学辞退者は、計28人になります。
入学辞退者が生じた場合には、「繰上げ合格」が行われることになっています。
入学辞退者数の28人分を「繰上げ合格」させて、入学者が160人になるように調整するわけです。
ですから、小石川中が「合格」を出した人数は、正規の合格160人と「繰上げ合格」28人の計188人になるはずです。
ところが、上に挙げたように、各塾がホームページで公表している合格者数を合計してみると、230人になるのです。
そうすると、42人、余計に合格者が存在していることになります。
うーん、おかしいですね。
それで、「繰上げ合格の辞退者」がいたために、追加の合格が増えていったのではないかと思っていたのですが、どうやら、そうではないようなのです。
小石川中の募集要項では、電話等で入学の意志を確認し、入学の意志のあるものに「繰上げ合格」を出すことになっています。
そうすると、「繰上げ合格」となった受験生はぴったり28人となるはずです。
やはり、どうしても実際よりも合格者数が42人多いわけです。
これは、謎ですね。
もしかすると、まちがった数字を載せてしまっている塾があるのでしょうか。
しかし、塾にとって最も大事な数値である「合格者数」をまちがえるような塾があるとも思えませんが。
まさか・・・!
・・・ということで、種明かしをすると、ご想像の通り、うそをついている塾があるわけですね。
ちょっと、「ヒント」を出します。
いくつかの塾には、小石川中の合格実績を「水増し」する「動機」がありません。
どうしてもやるとするなら、御三家や筑駒を、ということになるはずです。(もしかしたら「そっち」でやっているのかもしれませんが。)
ホームページを見ていて、相当怪しい塾を複数特定しています。
なんだか、せちがらいですね。
(ivy 松村)