平成28年度の受験が、終了しました。
受験生全員の進学先が決まりました。
都立高校を受験する生徒がいないのは初めてのことなので、何か落ち着かない気分です。
本年度の中3は、「スポーツ校」への進学と、私立の付属高へのチャレンジを中心としたクラスでした。
この一年は、忘れがたいものになりました。
時には、強く注意しました。
容赦なく大量の課題をつきつけました。
ある生徒に、「自分は受け入れられるはずだ、という甘えを捨てなさい」と言ったことがあります。
自分でも、厳しい言葉だと思いました。
まっすぐに受け止め、自分を変えていこうとする実直な態度は、本当に立派でした。
力を出し切ることができた、と報告してくれるその顔には、すがすがしいまぶしさがありました。
有数の、私立付属校の合格を得ながら、「進学校」に進む決意をした生徒がいます。
その心に秘めた「覚悟」を思い、胸が、しめつけられました。
「全力」という言葉そのままに、持てる力の全てを注ぎ込んで、遥かな「高み」を目指しました。
この半年間の経験が、その「意志」を湧き上がらせたのだとしたら。
私は、自分がこの世に存在する意味を確信することができます。
「受験」の幕が下り、果たして、私たちの「緊密な日々」に終わりがおとずれます。
ひとりひとりが、進むべき道を定めました。
全員が、「目的」を持って高校に進みます。胸を張って進んでください。
ずっと応援しています。
(ivy 松村)