来週には、中3生の仮内申が決まります。
これが、高校受験の「持ち点」となります。
都立高校入試では、推薦、一般の入試ともに、内申点が当日の試験の点数に加算されて合否が判定されます。
私立高校入試でも、内申が重要な意味を持っています。
一部の私立高校入試では、内申が合否に直結します。
いくつかの私立高校の推薦入試、そして一般入試の単願・専願、あるいは併願優遇では、内申次第で合格をほぼ手中にすることができるものがあります。こうした入試の出願には、必要な内申が設定されています。
また、推薦、一般入試ともに、内申に応じて当日の試験の点数に加点が得られる場合があります。
推薦入試において、内申というのは、ある意味で「出願資格」として機能しています。
ですから、私立高校を第一志望としている受験生にとっては、必要とされる内申を確保することは切実な問題です。
志望校の推薦入試を受けることは、チャレンジの機会を増やしたり、可能性を高めたりすることにつながるからです。
さらに考慮しなければならないのが、推薦入試の受験者への優遇制度です。
推薦入試は、その性質上、内申による加点が行われるものが多いので、自分の「持ち点」ではなかなか合格するのが厳しいというケースがあります。しかし、どれほど合格の可能性が低かったとしても、推薦受験者への優遇制度がある場合には、できるかぎり推薦入試を受けておかなければなりません。
推薦入試を受けておくことで、一般入試で有利になるからです。
推薦入試の不合格者は一般入試に再チャレンジをすることになりますが、いくつかの高校では、推薦と一般の両方を受ける受験者に対して加点や合格基準の「底上げ」というような優遇措置を設けています。
この「カード」は、一般入試を受けなければならなくなったときに活きてくるという「皮肉」なものですが、推薦入試で合格することだけを考えるのではなく、一般入試を受けるつもりで準備を進めようと考える受験生にとっては、必要な装備となります。
「推薦入試は、『ゴールへの近道』であると同時に、『ゴールへの道のり』でもあるのです。」
期末テストもしっかりとがんばってきました。
なんとか届いていてほしいと思っています。
中3生には、保護者面談のお知らせをお配りしました。
もし、ご希望であれば、平日の授業後の時間(夜の9時30分以降)に面談を設定させていただきます。お気兼ねなくご連絡ください。
昨年、「三者面談」に際して、注意していただきたいことについていくつかの記事を書きました。内容は、普段から申し上げていることがほとんどですが、参考までに。
中3は、期末試験から、ずっと毎日テスト三昧ですね。
毎日過去問を解いています。
休みの日は公開模試や「特訓」を行っています。
祝日で学校が休みだった月曜日は、結局11時間塾で勉強していました。
ちょっと頭が「なまって」いて、なかなか点数が上がっていませんが、これから、高校入試に向けて生活と体と脳を調整していきます。
明日も、気合を入れてがんばっていきましょう。
(ivy 松村)