春期講習が終了しました。
息つく暇もなく、4月の授業が始まります。
がんばっていきましょう。
私の好きな春の俳句の紹介:
春風や闘志いだきて丘にたつ 高浜虚子
受験問題集や参考書でもよく見かける有名な句です。
この俳句に出会ったとき、平凡な内容に思えて、そのあとで、それゆえにこそ何やら深みがあるように感じるようになりました。
しばらくしてから、この句をつくったときの虚子の状況を知りました。
この句の季語となっている「春風」の解釈が人によって分かれているようです。
春一番のような強い風なのか、春を感じさせる穏やかな風なのか。
何に対する「闘志」なのか、どんな「闘志」なのか、のとらえ方によって違ってきますね。
学校では、新しい学年がスタートします。
否が応でも気合が入ります。
でも、張り切りすぎて失敗しないように注意しましょう。
新しい人間関係がスタートするときには、周りから一目置かれようと力が入りすぎて、カラ回りしてしまうことがあると思います。
新しい環境を把握する前に、自分の存在感をアピールすることに必死になりすぎると、気づかないうちに、等身大ではない自分を演じなければならなくなってしまいます。
まずは、慣れることが大切です。
環境と、生活と、自分のできること、やらなければならないことのバランスを考えて、生活のリズムをつくっていきましょう。
とはいっても、やる気に満ちている人は、そのエネルギーをうまく活かすべきです。
自分一人で、あれもしたい、これもしたいと思い描くだけではなく、塾の先生や学校の先生、家族や先輩や友人に相談してみましょう。
こうなりたい、これができるようになりたい、これがいいと思っている、というような、自分の思いを人に伝えるコミュニケーションはすごく意味のあることです。
そのなかで、やるべきことが明確に見えてくるでしょう。
そこにエネルギーを有効につぎ込んでいくことができれば、とてもよいスタートが切れると思います。
ivyも、今年、さまざまな取り組みをしていこうと考えています。
新しいポスターを制作しました。
もしかしたら、みなさんも、街中で見かけることがあるかもしれません。
最も目につくのは、イオンモール内の多摩平郵便局のATMの右側に貼らせてもらっているものですね。
イオンモールに足を運んだときには、入口のエスカレーターに乗る前に、毎回、意味なく確認するのが習慣になっています。
(ivy 松村)